かなり苦戦中のマンディブラリスなんですが、そんなマンディとある意味セットというか対の存在というかそんな立ち位置なのがパリーフタマタ、所謂セアカフタマタです。
個人的にセアカフタマタという呼び名は好きではないのでパリーフタマタと呼んでいます
マンディブラリスと比べるとパリーは累代品が出回る量はかなり少ないです(´・ω・)
おそらくはWDがマンディブラリスに比べて安価で入荷するので累代して繋げていくより飼育したくなったらその都度WDを買った方が安くつくからでしょう(。-_-。)
それにマンディブラリスもそうですが、WDからの累代が地味にというか想像以上に難しいのも理由かもしれません。
WDの安さも相まってセアカフタマタ(スマトラ産)=入門者向けの虫、みたいなイメージが定着してるのでそれもあるかもしれません。
なので飼育品が出るのはスマトラ産より高額なボルネオ亜種のエロンガトゥスの場合が多いです。
しかし個体の個体は最も安く、初心者向けのイメージが強いスマトラ亜種です
一般的な輸入個体ではなく、細かい産地や採れた場所のおおよその表記すら分かる産地明白な特別な個体ですがw
元は去年、BIO INSECTさんが渡航した際に採ってきてもらった個体で、今回紹介するのはそのWD♀にペアで送られてきた♂で追い掛けをして得られた幼虫が羽化したものです。
それがこれ
パリーフタマタ
インドネシア スマトラ島 ジャンビ州 ◯×⬜︎△産 WF1
2本羽化の予定が交換しようとした時には既に蛹室を作っていたので結果的に1本返しになった個体です
2令での菌糸投入時に頭幅的に小さかったのか、ラベルには♀と書いてありましたが思いっきり♂ですねw
蛹室を1番最初に作った時までは♀かなと思ってましたが、蛹室を作り終えて前蛹になるまでの様子を観察してると♀にしては大きい事に気づいて♂だと思い直してたらやっぱり♂でしたw
フタマタ系は♀が先に羽化して♂が羽化してくる頃には♀は結構ボロボロ、なんて事は珍しくないので結果的には良かったですε-(´∀`; )
そして、♂が羽化してから1週間ほどで
♀も羽化してきました(о´∀`о)
これで産地明白な特別な個体をインブリで繋げる事が出来ます*\(^o^)/*
それにしてもパリーフタマタって面白い種類だと思いませんか?
マンディブラリスはスマトラ島とボルネオ島しかいないのにパリーはマンディブラリスと同じようにスマトラ島やボルネオ島、それにマレーシア、タイ、インドやミャンマー など幅広く生息しています。
生息域の広さだけで見ても非常に興味深い虫です。
同じスマトラ島に生息するマンディブラリスやリノケロスも広範囲に生息しててもおかしくないんですけどね(´・ω・)
その辺りを考えるのは個人的に非常に楽しいですw
さて既に1ペア確保出来た訳ですが、まだまだこのラインの♂は幼虫をやってるのでここからそれだけデカいのが出てくるか楽しみです(о´∀`о)